令和6年、夏を迎えて -久しぶりの御挨拶-
会長 久保田昌希(18期)
会長 久保田昌希
今年も早や7月を迎えました。同窓生各位におかれましては如何お過ごしでしょうか。今年元旦には北陸能登半島で大地震が発生致しました。各位関係の内で被害に遭われた方がおられましたらお見舞いを申し上げます。
さて令和2年春、会長に就任以来5年目に入りました。コロナ禍ということもあり、同窓会としての活動は少し抑え気味にならざるを得ませんでしたが、それでも令和4年(2022)11月には1年遅れましての同窓会創立70周年記念総会を開催致し、それに合わせて『日日是行学一如』(創立70周年記念誌)を刊行致しました。同書は全244頁で、72名の同窓生から寄稿文を頂戴し、2つの座談会、また同窓会アカーイブズのコーナーを設けるなど記念誌として相応しいものとなりました。そして昨年5月、コロナ感染症の位置づけが2類から5類に移行したことで9月には70周年記念懇親会を開催致しました。
また母校へは令和2年12月に「新型コロナウィルス感染症対策用空気清浄機設置工事」への援助を旃檀会・一如会とともに行っています。幸いこの間大きな混乱もなく過ごせたようで安堵致しております。同窓会会員は本年第74回目の卒業生を迎えまして約32000名を数えております。同窓会の目的は申すまでもなく「会員相互の親睦をはかり、併せて母校の交流発展のための諸活動を行う(会則第3条)」ことです。そのために「クラス会」「各部のOB・OG会」への援助、また役員総会や記念総会、親睦交流会などを行っております。
親睦交流会には新たに「地引き網」を加え、さらに広げたいと考えています。会員各位におかれましては、クラス会やOB・OG会の開催はもちろんのこと、親睦交流会へのご参加もよろしくお願い致します。母校のコロナ禍への対応に関しましては先述致しましたが、同窓会としてこれまで通り「クラブ助成」「文化講演会の開催」などももちろん行っています。
本年正月「春高バレー」出場を果たしたバレー部へのユニフォーム寄贈をはじめ、多くのクラブ活動への援助を行っています。「文化講演会」では、母校からの要請もあり現在はキャリア関係に特化して行っています。
会長として立場上、毎年の卒業式・入学式に出席させていただいておりますが、卒業式では「行学一如」「真誠敬愛」の建学の理念の元に学び得たという晴れやかな顔を、入学式では少しの不安と緊張感をもちながらも、駒大高生になったという喜びの顔を、それぞれ壇上から拝見しています。いつもながらですが同窓生として、うれしくなって参ります。そして同窓会活動のさらなる充実をはかりたいと思わずにはいられません。これは会長としての正直な心境でございます。目標に向かって努めたく思います。
これからがお暑さ本番、同窓生各位のご健勝とご活躍を祈念申し上げて、久しぶりの御挨拶とさせていただきます。
令和6年7月